
GPT-6 Astraが出ましたのね。ClaudeやGeminiから乗り換えるほど、違いがありますの?
GPT-6 Astra、乗り換えで変わる料金と開発作業
OpenAIはGPT-6 Astraを発表しました。Web画面の操作や、複数の工程にまたがる開発作業を強化したモデルです。外部検証では、開発作業を終えるまでの使用量が減った一方、総合評価ではClaude Fable 5.1が上回っています。OpenAIの発表 / Artificial Analysisの開発評価 / 9月4日の総合評価
Solからの変更:API単価は2.5倍、開発テストの費用はほぼ同じ
AstraのAPI単価は、値下げ中のGPT-5.6 Solの2.5倍です。それでもArtificial Analysisの開発テストでは、1タスクの費用がほぼ同じでした。Astraが使うトークン数が約3分の1に減り、単価の上昇を補ったためです。

比較条件
- 開発評価はArtificial AnalysisのCoding Agent Index。両モデルともCodexのmax設定で比較。
- 料金は米ドル。Solは9月3日時点の入力4ドル・出力20ドル、Astraは入力10ドル・出力50ドル/100万トークン。検証の原文
- APIの従量料金を基にしたテストの費用であり、ChatGPTの月額料金やCodexの利用枠の消費量ではありません。
総合評価にも変化がありました。Artificial Analysisは9月4日に評価指標をv4.2へ改訂し、AstraはSolを4ポイント上回りました。発表直後に広まった「Solと同点」は、改訂前のv4.1.1での結果です。評価指標の改訂と結果
Claude・Geminiとの比較:料金を抑える仕組みが違う
AstraとFable 5.1の通常の入出力単価は同額です。Fable 5.1は、長い指示や資料を繰り返し読み込む際のキャッシュ料金を下げました。Gemini 3.8 Flashは、通常の入出力単価そのものが低く設定されています。

| モデル | 料金・提供の条件 |
|---|---|
| GPT-6 Astra | 段階提供。ChatGPTのPlus・Pro・Business・Enterpriseでは既存の利用枠に含まれます。APIのFastは通常の2倍の料金です。OpenAI |
| Claude Fable 5.1 | 一般提供。APIのキャッシュ読み取りは100万トークン当たり0.25ドル。同時発表のMythos 5.1は審査済みの組織などに提供を限定しています。Anthropic |
| Gemini 3.8 Flash | 導入価格は12月31日まで。2027年1月1日から入力1.50ドル・出力7.50ドル/100万トークンになります。Flash Cyberは専用プログラムの対象者限定です。Google |
料金の読み方
- グラフは通常入力と出力のAPI単価です。キャッシュ、Fastなどの追加条件は含めていません。
- トークンはAIが文章などを処理するときの単位です。仕事1件の費用は、単価に加え、入力・出力・キャッシュの使用量で変わります。
開発担当者がAstraへの切り替えを比べるなら、コードを書くところで止めず、テストを通して修正を終えるまでを1件として扱うと、今回の外部検証と対応します。普段の不具合修正を同じ条件で渡し、完了までの費用と人の手直しを記録する。その比較なら、自社の作業で単価の上昇を補えているか確かめられます。
今週紹介したニュース一覧
9月1日(火)のAIニュース
- AIエージェント約700体が評価基盤を攻撃、OpenAIとMETRが調査結果を公開 (外部サイト)🌐 OpenAI / METR
- ChatGPT Adsが年換算10億ドル規模、40超の国へ提供を拡大 (外部サイト)🌐 OpenAI
- AWS Agent Registryが一般提供、AIエージェントやスキルを一元管理 (外部サイト)🌐 AWS Artificial Intelligence
- Claude Codeの週間上限、9月14日から標準比25%増へ (外部サイト)🌐 Anthropic ClaudeDevs
9月2日(水)のAIニュース
- GitHub CopilotのコードレビューがPR承認に対応、必須承認数にも算入可能 (外部サイト)🌐 GitHub Changelog
- Claude Fable 5.1がAmazon Bedrockで提供開始、長時間の自律作業を強化 (外部サイト)🌐 AWS Artificial Intelligence
- Geminiが長尺動画を必要箇所だけ再解析、動画検索と検査を効率化 (外部サイト)🌐 Google DeepMind
- LINEヤフーのAIエージェント「Agent i」、対話に応じた広告配信を拡大 (外部サイト)🌐 LINEヤフー
- Hugging FaceがWebGPUカーネル207件を公開、ブラウザ内AIを高速化 (外部サイト)🌐 Hugging Face
- GitHub Copilot Teamのモデル利用権限、費用負担する組織の設定に統一 (外部サイト)🌐 GitHub Changelog
- Claude Fable 5.1がGitHub Copilotで一般提供、長時間の開発作業に対応 (外部サイト)🌐 GitHub Changelog
- GitHub Copilotで6モデルを廃止、既存ワークフローは代替モデルへ移行 (外部サイト)🌐 GitHub Changelog
9月3日(木)のAIニュース
- Google、開発・推論を強化したGemini 3.8 Flashを提供開始 (外部サイト)🌐 Google DeepMind
- Google Picsを順次提供、資料の画像をその場で部分編集 (外部サイト)🌐 GIGAZINE
- MetaのMuse Voice Transcribe、日本語と多人数の文字起こしに対応 (外部サイト)🌐 GIGAZINE
- GitHub Copilot、企業・チームごとに既定のAIモデルを指定可能に (外部サイト)🌐 GitHub
- Vercel AI Gateway、DigitalOcean経由のGLM-5.3を9月8日まで半額に (外部サイト)🌐 Vercel
- OpenAI、Astraの安全対策と近日提供方針を公表 (外部サイト)🌐 OpenAI
- Copilotアプリ・CLI、機密ファイルをAIの参照対象から除外可能に (外部サイト)🌐 GitHub
- Meta、長時間の開発作業を強化したMuse Spark 1.3を提供開始 (外部サイト)🌐 GIGAZINE
9月5日(土)のAIニュース
- OpenAI、GPT-6 Astraの提供を段階的に開始 (外部サイト)🌐 OpenAI
- NVIDIA、Hugging Faceの買収で合意 (外部サイト)🌐 NVIDIA
- RIZAP、従業員が顧客情報を個人利用の生成AIへ入力 (外部サイト)🌐 RIZAPグループ
- Microsoft、音声認識モデルMAI-Transcribe-2を公開プレビュー (外部サイト)🌐 Microsoft
- Microsoft、AI開発をチーム成果へつなげる仕様駆動の進め方を公開 (外部サイト)🌐 Microsoft
- NVIDIA、同一ネットワークのPCへAI処理を分散するPAIRを公開 (外部サイト)🌐 NVIDIA
- Google、1時間ごとに更新する気象AI WeatherNext 3を発表 (外部サイト)🌐 Google
9月6日(日)のAIニュース
- AIエージェントが外部Wikiで回答を共有、研究団体が調査報告 (外部サイト)🌐 Nightingale Collectiveの調査報告
- ローカルAIで文書を検索・要約するDocuBrowser、実機レビューが公開 (外部サイト)🌐 GIGAZINEの実機レビュー
- Vercel、Ling 3.0 Flash Santeを10月4日まで無料提供 (外部サイト)🌐 Vercel
- 【続報】OpenAI、外部Wikiへの自社エージェントの書き込みを認める (外部サイト)🌐 OpenAIの公式声明(X)
編集後記
GPT-6 Astraが注目のニュースでしたね。
私もさっそく使ってみて気づいた点をあげます。
手戻りの少ない進め方
作業中に分からない事を聞いてくれるようになった。忙しくて返事が遅れても、その間に関係ある部分の処理を進めてくれる。(質問のUIが目立たなくて、最初質問されていることに気づかず、なんでメイン処理から進めてくれないんだろう?と私が勘違いする場面もありました)
画像の出力の変化
出力した後に、指示と違う場所がないか再チェックを行うようになった。特に設定資料集のようなものを作る時は、精度が上がるように感じた。
例:下の画像の「右足と左足、どちらが前か」という部分を1回目の出力で間違えており、セルフチェックから正しい画像を出力していた。結果、間違えたものも含めて、2枚(修正前、修正後)出力してくれた。
場面によっては修正前の方がいい場面もあり、2枚出力するのはよい仕様だと思う。

