この記事の要約
「ひむか神話街道」は、宮崎県を縦断する約300kmの神話観光ルートで、天岩戸神社(高千穂町)を起点に、皇子原公園(高原町)を終点とします。神話の舞台を巡るこの道は、日本のルーツを感じる旅路です。
「ひむか神話街道」とは何か?
「ひむか神話街道」は、宮崎県を南北に縦断する約300kmの観光ルートで、神話に登場する地をつなぐ道です。名前の「ひむか(日向)」は、日本神話で天照大御神の孫・ニニギノミコトが降り立ったとされる“日向の地”に由来します。1990年の構想からスタートし、2003年6月8日に全線開通・供用しました。
街道は、高千穂町の天岩戸神社を起点に、宮崎県内各地を通過し、高原町の皇子原公園で終点となります。
ルート
走行にあたって
- バイクか小回りの利く車を推奨。大型バスが通れない区間があり、観光バスなどはありません。
基本的にバイク推奨です。県北エリアは車だと行き違う事ができない区間が長いので、運が悪いと山道を長距離バックで戻ることになります。 - 旧道を走る区間が多いので、看板をちゃんと見ないといつの間にかきれいなメインルートに流されます。
看板はほぼ全区間にあります。 - 県北エリアは迂回ルートすらない場合があります。特に台風シーズン。
どうしようもなくなったら東方面(海沿いの酷道10号線)を目指し、そこから南下して下さい。
まとめ:地元ライダーとしての感想
各ポイントは観光地ですが、このルートをわざわざ通るバイク乗りは少ないと思います。
理由としては、
- コースが90年代に考えられたもので旧道が多い事。
宮崎は全国的に見ても道路整備が遅れており、新しくできたバイパスや高速を使わないのはとても大変です。
30年分の道路改良工事の成果を避けるように看板が旧道を示しています。 - すでに閉鎖した道の駅や施設を通らされたりする。
高速が開通した代わりに、旧道の施設が閉鎖していたりします。 - 県北エリアは年中通行止め。台風シーズンは迂回ルートすらない事も。
なぜ宮崎が陸の孤島と呼ばれているのか感じることができます。
(ガードレールも途切れ途切れの山道を何時間も走るのは本当につらい!)
といった感じで、積極的に人に進められるルートではありません。
なぜ陸の孤島と呼ばれているのかが
道路事情が悪い中央を通らせるというのが無理があり、フェリーなどで宮崎にくる県外ライダーには
以下のような定番ルートをおすすめしたい所です。
県北:高千穂から阿蘇周回ルート
県南:堀切峠から志布志まで海岸線走るルート